FC2ブログ

ダスキンのモッp(ryな日々

気まぐれで作ったブログで良ければ…

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ぼくらの-ダスキンver.- 第一章「片山 泰平」?

時計は3時を指していた。
あれは一体何だったんだろう。巨大なロボット、レーザー、潰れる核。すべてが新鮮だった。憧れのSFの世界の中にいた。
「何かの本にもあったよな、こんなの」
そう呟いた瞬間、脳裏に閃光が走った。脳内の記憶フォルダからさっきまでの戦いと昔読んだ本の記憶を照らし合わせると何かを確信した。これを何かに書かなくてはならない。
近くにあったノートにペンを走らせてゆく。鼓動が激しさを増してゆく。
ゲーム?冗談じゃない!
全てを書き終えた頃、空はすっかり明るんでいた。
リビングでテレビを見ながら朝食をとる。両親はすでに仕事に行ったようだ。ニュースでは昨日の「ゲーム」のことが報道されていた。頭の悪そうなアナウンサーがロボットの形を「腕足ともに三本の人間、あるいはクモのような形状」と表現した。腕足ともに三本の人間ってのは流石に無理があるだろ。タイラは苦笑せざるをえなかった。先輩はなるべく被害を出さないように戦ってたようだが被害者の数は相当なものだったらしい。画面に表示される踏み潰された建物や死んでしまった人の数がゲームの悲惨さを物語っていた。
誰もいないリビングに「ごちそうさま」の声がこだまする。誰もいなくてもご飯を作ってくれた人に感謝する。この習慣はこれからも変わらないだろう。生きているかぎり。
時計はもう8時を指していた。

遅刻ぎりぎりで教室に入るタイラ。一睡もしてないのは一目瞭然だった。教室内はやけに空席が目立つ。教師の話によると欠席している生徒は皆昨日の巨大「怪獣」襲来によって被害を受けたらしい。こんなことがあと12回もあるのかと思うとタイラ達は気が重くなった。マシロにいたっては今にも泣きそうな表情だ。
結局その日は学級閉鎖になり昼に帰ることになった。

「で、そのかっこいい入れ墨は何?」
帰り道コトバがタイラの袖からのぞく鳥の羽のような入れ墨について尋ねる。
「さぁ?なんだろねぇ」
へらへらと笑うタイラ自身も昨日まではなかった入れ墨については知るよしもない。
「た、タイラがグレちゃってもボクはタイラの友達だよ」マシロが心配そうに言う。
「こいつにそんな度胸ねぇよ」
テツの一言にみんなは笑うがタイラはどうしても笑えずにいた。
昨日の戦いを思い出す。地球の存亡を賭けた戦い。もう後戻りはできない気がした。
その瞬間タイラ達の視界にノイズが走った。
スポンサーサイト
  1. 2008/05/01(木) 15:24:56|
  2. ぼくらの
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<ぼくらの-ダスキンver.-第一章「片山 泰平」? | ホーム | うっひょう>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://thencry.blog25.fc2.com/tb.php/18-81b7ba83
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。