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ダスキンのモッp(ryな日々

気まぐれで作ったブログで良ければ…

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ぼくらの-ダスキンver.-第一章「片山 泰平」?

「あ…っ?」
夕陽の差す帰り道から、昨日見たばかりの薄暗い空間に召喚され、皆一様に呆けた声を出した。
『皆さんお帰りのところ申し訳ないですね』
昨日見たばかりのアリアと呼ばれていた不可思議な物体が彼らの目の前にまた現れ、元々笑っているように見える口らしき部分から鋭い歯を見せてくっくっと笑う。
「あ…、これ、あの先輩の…」
辺りをキョロキョロと見回したマシロが驚いた声をあげ、落ちていたメガネを拾ってかける。
「これ伊達だ…。に、似合うかな?」
「良く似合ってんぜ」
赤くなって訊いたマシロに、タイラを筆頭に次々に賛辞の言葉が投げかけられ、彼女は真っ赤になってはにかんだ。と、
『今あなた達の頭の中を覗いてる最中ですから、改めて自己紹介したらどうです?』
いつの間にか消えていたアリアの声がどこからともなく響き、彼らは顔を見合わせる。
「えっと、ボクは白鳥 摩子です。マシロって呼んでね」
「小島 千尋!チィコって呼ばれてるよ!」
この様な感じで皆が自分の名前を名乗り終えた直後、ヒュッと軽い音と共にアリアが現れた。
『お待たせしましたね。今からあなた達の場所を出しますよ』
その言葉と同時に、ジリジリと言う音と共に空中から何かが現れる。
『見覚えのあるところがあるハズですよ』
アリアがそう言うまでもなく、皆あちこちに行きながら円形に並んだ「それ」らに近づく。
「あ、これ俺のだな」
タイラがそう言って座った勉強用に使う木製の椅子の隣で、テツがパイプ椅子に座っていた。
「ベンチ?何でそんなの…」
「あ、いや、ちょっと思い出があってね」
その向かい側のコトバは、自分の勉強用の椅子に座りながら、隣のベンチに座るトモに呆れたように言い、トモは少し恥ずかしそうに答えた。
「…」
「そ…それ、駐車場とかの車止めだよね…?」
サエキは自分の前に現れた「場所」を呆然と眺め、アズが椅子に座りながらおずおずと話しかけていた。
「アユは化粧台の椅子だな」
「マリサのそれって何?」
「俺は…パソコン用の椅子だな…」
各々がバラバラの感想を漏らしながら椅子につき、最後にマシロが自分の椅子に座ったところでアリアが彼らを見回す。
「『印』が出たのは誰です?」
「俺だ」
手を挙げたタイラに、アリアは向き直りまた歯を剥き出してこう言った。
『じゃあ、始めましょうか』

「あ、あ。アリア、その前に質問していい?」
『どうぞ』
「…これは、ホントにゲームなの?」

『じゃあ、始めましょうか』
「あ、あ。アリア、その前に質問していい?」
『どうぞ』
「…これは、ホントにゲームなの?」
コトバの質問に、アリアはしばらく黙っていたが、
『すぐに分かりますよ。そう、すぐにね』
アリアは嫌な笑い方と共に、そう吐き出して逃げるように少し上空に浮かぶ。
「なあ、せっかくだから、名前決めないか?」
上に上がっていくアリアを目で追いながらテツがポツリと呟く。
「面白えなぁ。もう考えてんのか?」
タイラが笑いながら訊き、テツは頷いて少し間を開け、
「こいつは侵略者に抵抗するわけだろ?だから、『レジスタ』ってのはどうかな…」
「す、すごく良いと思うな…」
「そうだな…。うん、んじゃそれで行こうぜ!」
アズが言うと、タイラも賛同し、皆もすぐにそれに準拠した。
「アリア、今『レジスタ』は街にいるのか?」
『はい、そうですよ』
それを聞いたタイラは、表情を引き締めて自分の椅子にしっかり座る。その瞬間全ての椅子が空中に浮かび、先輩の時の様に視界が360°に渡って開かれる。「あれが、今回の敵…」
タイラが呟いて睨んだ先には、蟻が立ち上がったような容姿に加え、体節ごとに腕が一対ずつあるという何とも不気味な形状の敵が空中から現れていた。
「うわ…キモ…」
「あ…あれ何だろ?タイラ君、視界って拡大できないのかな?」
嫌悪感剥き出しのアユのセリフに被せるようにマシロが身を乗り出して、「敵」の顔の辺りを指差す。タイラがすぐに先輩に教わったように念じると、視界の中に円ができ、マシロが指差した顔が映っていた。
「なんだ…?あの光の点…」
サエキがポツリと呟き、コトバがぶつぶつとその数を数え、
「スリットって言うのかな。あの隙間が15あって…光が、14個…」
と誰にともなく言う。タイラは、自分達より少し上方に浮いているアリアに視線を移した。
「アリア、あれ何か意味あるんじゃないか?」
『さあね。まあすぐにわかりますよ。そんなことより、敵が来てますよ』
アリアの声に慌ててタイラが視線を戻すと、「敵」の腕が間近に迫っていた。
「クソっ、速いっ!」
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  1. 2008/05/01(木) 15:34:13|
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