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ダスキンのモッp(ryな日々

気まぐれで作ったブログで良ければ…

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ぼくらの-ダスキンver.-第一章「片山 泰平」?

「おいタイラ、何やってんだよ!」
「うるさいっ!」
テツの咎めるような声にタイラは怒鳴って返し、「先輩」がやったように山の方へ家を潰さないようになるべく慎重かつ大股で走る。
「くそっ、あいつ全然下のこと考えてねえな」
マリサが家を潰しながら追う敵を見て歯ぎしりしながらそう言い、アズは悲しそうに顔を歪ませた。
「よっしゃ、来い!」
家も何も無いところでタイラは後ろに振り向くように「レジスタ」に指示し、追って来ていた相手に一撃与える。だが、何枚か装甲を散らしただけで相手を止めるには至らず、体当たりでバランスを崩された。
「くっ…」
「タイラ、危ない!」
うろたえたタイラに、チィコが呼びかけた瞬間、「敵」の遠心力により相当なスピードを持った尾が「レジスタ」を直撃し、機体は激しい音を立てて倒れた。
『このコックピットは、フローティング構造ですから倒されても平気ですよ』
「アリアっ!」
どこか楽しむように喋るアリアに、タイラはややキツい言葉で話しかけ、こう続けた。
「『レジスタ』の機構ってどうなってるんだ?」
『…いちいち訊きなさんな。自分で調べてみなさい』
突き放すような言い方にタイラは少し不満そうな表情を浮かべて視線をさまよわせたが、
「…なるほどな」
そう呟いて、追撃をしにきた「敵」に左に見えていた足で蹴りをかます。
「いつまでも…」
「レジスタ」はそのまま起き上がり、二本目の足で体節を串刺しにし、そのままリボルバーのように下を回転させて、足を体節に突き刺していく。
「なめんじゃねえ!」
タイラが吠えると同時に、最後に残った頭の 部分に足が刺さり、抵抗していた「敵」の動きが停止した。
「やったね!」
笑顔で言うマシロに、タイラは無言の笑顔で返す。と、空中にあった椅子がエレベーターのように降りだした。
『これで第一戦終了ですね』
「なかなか面白いな、このゲーム」
『ありがとうございます』
「マシロ、」
そこまで言ったところで、タイラの体が糸の切れた操り人形のようにドタリと倒れた。
「え…と、タイラ、君?…何の冗談かな?」
「コトバ、マシロを頼む」

突然のことに狼狽えるコトバの方に押しやり、タイラの脈をとる。が、すぐに青い顔で立ち上がった。
「…死んでる」
「え…っ?」
「タイラ…タイラっ!?何でここで死んじゃうの!どうして?どうしてっ!」
皆が呆けたままの空間で、チィコだけがタイラに駆け寄り、泣き喚く。
「おい、これゲームだろ?何であいつ死んだんだよ!」
『あれ?何も聞いてないんですか?あの人もまたヒドいですねぇ』
「ふざけんなよこの野郎!」
激昂したマリサとサエキは、アリアを捕まえようとするが軽くかわされる。アリアはまたくっくっと笑いながら説明し始めた。
『このぬいぐるみは、一戦闘稼働する代わりに操縦者の命を奪うんですよ』
「なっ…。でも、それだったら乗らなきゃいいんじゃないの?」
気を失ったマシロを抱えながら涙を浮かべるコトバのセリフを、アリアは小さく鼻で笑う。
『あなた、思っていた以上に馬鹿ですね。契約した以上誰にもこれは止められない。もしあなた達がこのぬいぐるみに乗らずに48時間放置すれば地球はポン、です。ちなみに負けてもポンですね』
「そんなのって…」
絶句するアズの真後ろで、ガクンと大きな音がし、椅子が動き出す。
『次のパイロット決めですね』
ルーレットのように回る椅子を、誰もが無言で眺めていた。その内、回転が遅くなると共に唐草模様のような紋章が現れ、完全にそれが見えた時に回転が止まった。
「…俺、かよ」
掠れた声で、膝を着いたのは、荒木浩二だった
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  1. 2008/05/01(木) 15:52:51|
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