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ダスキンのモッp(ryな日々

気まぐれで作ったブログで良ければ…

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NEGATIVE CRIMSON第一章第三話「街にて②」

「まあな。俺の知るお前なら、そんなことはあっさり言わなかったはずだ」
「…そうか、そうだったかもな」
焦らしたくないので早口で切り返す。ダスキンはどこかしこりのある台詞を返して扉を開き、俺に振り向いた。
「なら、お前の見る『俺達』はだいぶ変わっちまってるかな」
俺はダスキンを押しのけ、扉の中に入る。途端に、ダスキンと似た格好(配色は違うが)の奴が俺の喉に刃を突きつける。
「んなっ!?おい、どういうつもりだ!?」
「無限、よせ。こいつは正真正銘tカラだ。-『俺達と同じ』、な」
慌てた様にダスキンがそいつを制するが、お前今なんて言った?
「どっちのことを訊いてるんだ?」
だから心を読むなっつうの。それに俺が訊きたいのは両方だよ、モップ君。
そうこうしている間に、俺に剣を向けた人物はヘルメットを脱ぐ。その顔は、やつれてはいたが間違いなく親友の無限だった。ただ、問題はその目が何も写してないかのように虚ろで、表情も人形のように微動だにしないことだった。
「…無限、だよな…?」
「ああ」
無限はそれだけを言うと、ダスキンに視線を移して再び口を開く。
「おい、門番の交代はもういいか?」
「おう。…悪いが、tカラを案内してくれないか?」
「それはお前の役目だろう?」
淡々と返され、ダスキンは苦笑いを浮かべる。
「んじゃ、ルクスさんを呼んできてくれ。確か次はあの人だろ」
無限は頷き、ヘルメットを脇に抱えたままどこかに歩き出す。
「…」
疑問を抱えたまま、回りを改めて見回す。少し広めの今いる部屋から、何本か穴が伸びている。その向こうには暗闇が広がるばかりで何も見えなかった。
「やれやれ」
「なぁ…無限、どうしちまったんだ?あそこまで無愛想な奴じゃない筈だが」
ダスキンは足をピタリと止めてこちらに振り向く。その表情が深い憂いを含んでいるのを見て、俺は少し眉をひそめる。あまり触れたくない、そんな風にも見えた。
「おっ…!tカラじゃん!やっと見つかったの?」
ダスキンが口を開こうとした瞬間、のんびりした声がそれを遮る。振り向くと、ヘルメットと、武器である槍鎌を脇に抱えたルクスが立っていた。
「あ、ルクスさんお疲れさん。ようやく見つかったよ…」
若干疲れた面持ちのダスキン。いつもの和やかな笑顔のルクス。何故だろう。見慣れた光景のはずなのに、それが気持ち悪く思える。

「とりあえず、これで一応揃ったことになるのかな。レモン屋には報告したの?」
「いや、まだなんだが、tカラを案内するついでに報告に行こうかなと」
「そっか、それは任せたよ」
ルクスは笑顔でそう言い、ヘルメットを被る。…やはり見ていて暑苦しい。暑くないのか?
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  1. 2009/01/09(金) 09:11:59|
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