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ダスキンのモッp(ryな日々

気まぐれで作ったブログで良ければ…

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ばれんたいんにきみとぼく。 中編

目を覚ます。
時計を確認して、いつもの時間より少し早めに起きたことを知り、ボクは安堵のため息をついた。
学校に遅れると、あの人に渡しそびれてしまう可能性が高いし、踏ん切りがつかなくなってしまいそうな気がして、正直冷や冷やしていた。
少し間を空けて鳴り出した携帯のアラームを止め、ボクは大きく伸びをして立ち上がる。

そのまま自分で作った朝食を食べ、学校へ行く支度を終え、最後に昨日自分でラッピングした箱を手に取る。
フライング気味の羞恥が再び顔を染めるのを感じながらも、ボクは玄関を開けて家を飛び出した。





…愛しい人に、思いを伝えるために。













顔を染めつつも学校に着く。
誰かに顔を見られて気取られるのはイヤなので、少しうつむきながら廊下を歩く。
周りに視線をめぐらせると、あちこちで桃色の空間が形成されているのがよく分かる。

いつもなら唾棄したいほどうっとおしく感じるのだが、今日は何故だかそれを心地よく感じた。
鞄の中にしっかり入れた箱が、どこか陽気な音を立てているように思えて、ボクの顔も自然に綻ぶ。

祭りは準備しているのが一番楽しいのだ、とどこかの誰かが言っていたど、それも案外間違いではないのだなと思い始めるほど、ボクは高揚していた。

教室に入り、鞄を置く。それを合図にしたように、親友がこちらに歩いてきた。
「おはよう」
「…おはよう」
「なんだか随分楽しそうじゃん。…まあ、気持ちはよくわかるけどね」
いつもどうりに言ったつもりだったが…はて、今のボクはそんなに楽しそうだろうか?
「あんたは顔にすぐでるもの。それに、鼻歌なんか歌いながらスキップで教室に入るなんて、こういう日じゃなかったらあんたがとうとうおかしくなったんじゃないかって思うわよ」
…最後の一言は余計なのになぁ…
でも、そんなに楽しそうに見えるのなら、少しは自重するべきなのだろうか?
「…もうちょっと、控えたほうがいい、かな」
「ああ、いやいや。こういう日だし浮かれるのは自然だよ。だけど、あんたがそんなにハッピーな様子なんて滅多に見れないから珍しくって、ね」
どうやら少しからかわれていたらしい…。少しむくれると、彼女は私のツーサイドにまとめた髪に優しく触れながらからからと陽気に笑った。
これは彼女の癖みたいなものだが…なんだか悪い気はしない。ボクの髪ってそんなに触り心地いいのかな?
けど、これに関することを言ってしまうと、イジられ放題になってしまう。故にボクは、先手を打つことにした。
「…そっちこそ、チョコ渡さないの?」
「え?あたし?…たはは、そんな気分にはなれないかなーって」
最近彼氏と大喧嘩したらしい彼女は、明らかにしょげた表情を浮かべる。
ちょっと意地悪したかな、と言うと、大丈夫と言いながら笑みを浮かべたのでボクも追求を止めた。

「それより、ちゃんと渡さないとね…あんたがちゃんと渡せるか、あたしゃ心配だよ」
「なんだかお母さんみたいだよ…」
やれやれと肩をすくめる親友にボクは苦笑する。と、チャイムが鳴り始めたので話を途中で切ってボクらはそれぞれの席に戻る。


…授業にこんなに身が入らないのは初めてかもしれない。
何もしないで終わる授業が積み重なっていくにつれて、また頬が紅潮していくのを感じながらボクは時間を無作為に過ごす。
親友はなんやかんやと揶揄してきたが、生返事を繰り返すとやれやれと肩をすくめ、揶揄するのを諦めてこう渡せばいい、とかそういう講義?をしてきた。

「もう、これじゃ面白くないじゃん」
昼休み、食堂にて御飯を食べながら親友が言う。ことごとく講義モドキに生返事をしていた事に少なからず怒ってると思っていたので、素直に謝る。
「…ごめん」
「いや、謝らなくていいんだけどさ」
ロクに食べ物が喉を通らないボクを見透かしたように親友は苦笑し、人差し指を立てる。
「いい、女は度胸よ!一気に告白して、勢いでッ(ry」
「あはは…」
今度はボクが苦笑いか。お茶を飲みながらそんなことを考え、鞄に視線を飛ばす。
「まあ、ホントに上手くいくといいね」
「…うん」
そんなボクを見て、彼女は先程と違った柔らかく言う。
そんな彼女に、適当な返事しか返せない自分に少し腹が立つ。
友をないがしろにしてまで、ボクは敢行すべきなのだろうかと、今更ながらそんな思いが首をもたげる。
「ほらほら、そんなに気にしないの。あたしだって、喧嘩した後はそんな感じだったでしょうに」
…ずっと柔らかい笑みで、こう言ってくれる彼女に少し舌を巻く。
…………だから、
「ごめんね、ありがとう」
「いいっていいって。放課後、頑張りなさいな」
そう言ってくれた親友に微笑んで、ボクは残りの授業の先にある試練に立ち向かう覚悟を、改めて決意した。



―続く


なんか長くなったよorz
大事なトコで終わるか俺www
とにかく、続きはまた今度になりますお…orz
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんn(ry
…すんません、今回はこの辺で…



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  1. 2009/02/19(木) 01:15:38|
  2. 小説
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  4. | コメント:0
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